出雲教の境内社である「山王社(さんのうしゃ)」は、古くから國造館の鬼門である艮(東北)の方角を鎮護する鎮守社として祀られており、寛文4年(1664)出雲大社寛文の御造営時に、当時、出雲大社御本殿北側にありました北島國造館が、現在の東側へ移転した際に併せて、当社地にお鎮まりになられました。
この度、社殿の老朽化及び地盤調整工事に伴い、特別事業として造替遷宮をお仕えいたします。
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●仮遷座祭 令和6年3月1日
●正遷座祭 令和6年(年内斎行予定)
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※造替遷宮の期間中、山王社の大神様は、境内社の天満宮に仮遷座されております。
ご参拝なさる方は天満宮へお詣りください。
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●山王社(さんのうしゃ)
山王社は北島國造館の駐車場東側の石段を登りきった所に位置する神社で、國造館の鬼門(北東)を守護する山王宮大神(さんのうぐうのおおかみ)をお祀りしています。
旧暦の6月15日に例祭があり、江戸時代には神輿の渡御や富籤、屋台なども多く出て大変賑わったと伝えられております。
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■御浄財のお願い
本事業に対して御浄財をお寄せいただける方は、境内の祈祷受付所にてお受けいたします(一口 5,000円)
現金書留・郵便振込でも承っております。
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北島國造館 出雲教 「山王社造替遷宮事業協賛」
〒699-0701 島根県出雲市大社町杵東194
TEL.(0853)53-2525 FAX.(0853)53-4919
郵便振替口座:01450-3-485
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◆過去の造替遷宮事業
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■出雲教境内社「天満宮」修繕事業 |
天満宮(てんまんぐう)は学問の神様・菅原道真公をお祀りしています。
道真公は出雲國造家と同じ、天穂日命(あめのほひのみこと)の流れをくむと伝えられています。
お社の老朽化に伴った今回の建て替え事業は出雲教設立140年記念事業として令和5年5月1日の仮殿遷座祭から工事を行い、11月1日に正遷座祭をお仕えしました。
皆さまの御協力に厚く御礼申し上げます。
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●仮遷座祭 令和5年5月1日
●正遷座祭 令和5年11月1日
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■出雲教境内社「御三社」修繕事業 |
「御三社」は、天穂日命社・荒神社・稲荷社から成り、國造館の戌亥の方(北西)の神域に御鎮まりされています。
遡りますと、寛文7年(1667)出雲大社大遷宮に伴い、國造館が御本殿北側から現在の東側に移られた際に御三社も遷座なされました。
その後の記録では天保年間に造替遷宮、大正・昭和期に修造遷宮を重ね、凡そ360年前の江戸前期のお姿を、時を超えて現在にお伝えしています。
しかしながら、御神座は約200年近く経過し、老朽化が至る所で進み、御神体の浄安も儘ならぬ所となりました。
そこで、更なるご神威ご発揚を賜るべく、令和4年(2022)に迎える出雲教設立百四十年記念事業として御三社の修繕事業を行ないました。
ご奉賛いただきました皆様方のお蔭をもちましてお宮を新たに築き、令和4年3月30日に正遷宮を斎行しました。
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●仮遷座祭 令和4年3月30日
●正遷座祭 令和3年4月15日
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